【ポーカーの役一覧・早見表】ポーカーの役を強い順に徹底解説

目次

ポーカーは世界中で楽しまれている戦略的なカードゲームです。最大の魅力は、配られた5枚のカードでどのような役を作るか、そして相手の動きや心理をどう読むか。ゲームを深く理解するには、役の種類や強さを覚えなければいけません。

この記事では、ポーカーの役を強さ順に一覧形式で紹介し、それぞれの組み合わせ例や出現確率、同じ役が出たときの優劣のルールについて詳しく解説します。初心者の方にも分かりやすくまとめているので、プレイの参考にぜひご活用ください。

ポーカーの役 早見表: 強さ順

まずはポーカーの役を強さ順で一覧にしました。

順位役の名称組み合わせの例出現確率 (5枚のカードの場合)
1ロイヤルストレートフラッシュA, K, Q, J, 10 (全て同じスート)0.000154% (約65万分の1)
2ストレートフラッシュ9, 8, 7, 6, 5 (全て同じスート)0.00139% (約7万2千分の1)
3フォーカード8, 8, 8, 8, K0.0240% (約4,165分の1)
4フルハウスQ, Q, Q, 7, 70.144% (約694分の1)
5フラッシュK, 10, 7, 5, 2 (全て同じスート)0.197% (約508分の1)
6ストレート6, 5, 4, 3, 2 (スートは問わない)0.392% (約255分の1)
7スリーカードJ, J, J, 9, 42.11% (約47分の1)
8ツーペアA, A, 5, 5, 94.75% (約21分の1)
9ワンペアK, K, 8, 6, 342.2% (約2.4分の1)
10ハイカード役なし(例えば、A, Q, 9, 6, 3)50.1% (約2分の1)

※ジョーカーは含まず、通常の52枚のデッキを使用した場合の確率です。

遊雅堂ではポーカーの無料モードが用意されているので、ポーカーの役の取得や練習に活用してみてください。

ポーカーの役の強さと組み合わせ・確率を紹介

ポーカーの役の強さと組み合わせ
ポーカーでは、役の出にくさがそのまま強さに直結します。強い順に各役の構成、確率、そして同じ役同士で勝敗が決まるときの判断基準を見ていきましょう。

役の強さ1位: ロイヤルストレートフラッシュ

最も強く、滅多に見られない役です。ポーカーをプレイする多くの人にとって、一度は完成させてみたい憧れの組み合わせです。

【組み合わせ例】
同じスートで「10, J, Q, K, A」を揃えます。例:♠10 ♠J ♠Q ♠K ♠A

【出現確率】
約0.000154% (65万分の1)

【同役同士の強さ】
ロイヤルストレートフラッシュは全スートで1通りずつしか存在せず、同時に複数人が揃えるのは理論上ほぼ不可能です。そのため、他のどの役よりも優先されます。

役の強さ2位: ストレートフラッシュ

ストレートフラッシュは、同じスートで数字が連続する5枚のカードを揃えた役です。ロイヤルストレートフラッシュを除いた、通常のストレート系で最も強い組み合わせとなります。

【組み合わせ例】
♣5 ♣6 ♣7 ♣8 ♣9
※Aを1として使う場合、A 2 3 4 5 の組み合わせもストレートフラッシュになります。

【出現確率】
約0.00139% (約72,000分の1)

【同役同士の強さ】
複数のプレイヤーがストレートフラッシュを作った場合、5枚のうち最も高い数字がある方が強いです。例えば「♠9 ♠10 ♠J ♠Q ♠K」は「♠5 ♠6 ♠7 ♠8 ♠9」よりも強くなります。

なお、「A 2 3 4 5」のストレートフラッシュは最も低い構成となります。

役の強さ3位: フォーカード

同じ数字のカードを4枚揃えた役です。場に3枚出ている状態で、自分の手札にもう1枚あれば完成するなど完成形が見えやすい役でもあります。

【組み合わせ例】
♠8 ♥8 ♣8 ♦8 K
※Kは「キッカー」と呼ばれ、役が同じになった場合の判定に使われます。

【出現確率】
約0.0240% (約4,165分の1)

【同役同士の強さ】
4枚揃った数字が高い方が勝ちとなります。
「フォーK」は「フォー8」よりも強力であり、もしフォーカードの数字が同じ場合は、残りの1枚 (キッカー) の強さで勝敗が決まります。

役の強さ4位: フルハウス

スリーカードとワンペアを組み合わせた役です。手札と場のバランスで意外と完成しやすく、見た目もわかりやすい役です。

【組み合わせ例】
♥Q ♣Q ♠Q ♦7 ♣7

【出現確率】
約0.144% (約694分の1)

【同役同士の強さ】
まずスリーカードの数字が高い方が勝ちです。同じ数字のスリーカード同士の場合は、ペアの数字で比較します。

例えば「Qのスリーカードと9のペア」は「Qのスリーカードと7のペア」に勝つことができます。

役の強さ5位: フラッシュ

全て同じスートで構成された5枚のカードがフラッシュです。数字の並びはバラバラでも問題ありません。

【組み合わせ例】
♣K ♣10 ♣7 ♣5 ♣2

【出現確率】
約0.197% (約508分の1)

【同役同士の強さ】
カードの中で最も数字が高いものが勝ちの基準となります。もし1番目のカードが同じだった場合、次に高いカードを比べていきます。全てが同じなら引き分けです。

役の強さ6位: ストレート

5枚のカードの数字が連続していれば、スートに関係なくストレートとなります。完成すると嬉しい達成感があり、初心者にも人気のある役です。

【組み合わせ例】
♥6 ♣5 ♦4 ♠3 ♥2
※Aは1としても13としても扱えるため、「A 2 3 4 5 」や 「10 J Q K A 」もストレートとして成立します。

【出現確率】
約0.392% (約255分の1)

【同役同士の強さ】
構成する5枚の中で最も高い数字が基準となり、「Kハイストレート (10 J Q K A)」は「Jハイストレート (8 9 10 J Q)」よりも強くなります。

役の強さ7位: スリーカード

同じ数字のカードを3枚揃える役です。残り2枚のカードが他とペアになっていないことが条件となります。

【組み合わせ例】
♠J ♥J ♣J ♦9 ♣4

【出現確率】
約2.11% (約47分の1)

【同役同士の強さ】
3枚揃った数字が高い方が勝ちです。もしスリーカードの数字が同じ場合は、残り2枚のうち最も高いカード (キッカー) を比べ、それでも同じなら次のキッカーを比較します。

役の強さ8位: ツーペア

異なる数字のペアが2組揃った役です。最後の1枚はそれ以外の数字 (キッカー) で構成されます。

【組み合わせ例】
♠A ♥A ♣5 ♦5 ♥9

【出現確率】
約4.75% (約21分の1)

【同役同士の強さ】
まず高い方のペアの数字を比較し、次にもう一方のペアの数字を比べます。それでも同じであれば、キッカーの強さで勝敗を判断します。

役の強さ9位: ワンペア

同じ数字のカードが2枚揃った役です。残りの3枚はバラバラの数字で、追加のペアになっていないのが条件となります。

【組み合わせ例】
♣K ♦K ♥8 ♠6 ♣3

【出現確率】
約42.2% (約2.4分の1)

【同役同士の強さ】
まずペアの数字で勝敗を判断し、同じであれば残り3枚のうち最も強いカードを比べます。
さらに同じ場合は、2番目・3番目のキッカーと順に比較します。

役の強さ10位:ハイカード

どの役も成立しなかった場合は、最も数字の高いカードが勝敗の基準となります。ハイカードはポーカーにおいて最も弱い役です。

【組み合わせ例】
♠A ♦Q ♣9 ♥6 ♠3

【出現確率】
約50.1% (約2分の1)

【同役同士の強さ】
5枚のうち最も数字の高いカード (ハイカード) を比べ、それでも同じ場合は順に次のカードを比較します。すべてが同じであれば引き分けとなります。

ポーカーの役の覚え方

ポーカーの役の画像

ポーカーの役は種類が多く最初は混乱するかもしれませんが、整理して覚えればすぐに理解できます。初心者でも無理なく役を覚えられる方法をご紹介します。

役のグループ分けで覚える

役を性質ごとに3つのグループに分けると、全体像がつかみやすくなります。

【同じ数字で構成される役】

  • フォーカード
  • スリーカード
  • ツーペア
  • ワンペア

【数字が連続する役】
・ストレート

【同じスートで構成される役】
・フラッシュ

これらの要素が組み合わさったものが、強力な役となります。

【複合的な役】

このように分類して覚えることで、それぞれの役の特徴が明確になり記憶にも残りやすくなります。

プレイを通して実践的に覚える

座学で役を覚えるのも大切ですが、やはり実際にプレイしてみることが一番の近道です。
オンラインポーカーの無料モードを活用すればリスクなく実践感覚を養えます。

筆者自身も、最初は役の名前を見てピンときませんでしたが、何度かプレイするうちに「これはストレートになってるな」「あ、フルハウスだ」と、自然に判別できるようになりました。

また、他のプレイヤーがどんな役で勝ったのか観察すると、自分がどこで判断ミスしたのか、どんな構成が強いのか具体的に理解できます。数回のプレイでも、知識として覚える以上の実感が得られるでしょう。

ポーカーの役に関するよくある質問

ポーカーハンドの画像

初心者の方がつまずきやすいポイントや、よく寄せられる疑問にお答えします。

ポーカーで一番強い役はなんですか?

最も強い役は「ロイヤルストレートフラッシュ」です。「10 J Q K A」の5枚が同じスートで揃ったときに成立します。出現確率は約65万分の1と非常に低く、滅多に揃いません。

通常の52枚のデッキを使うポーカーには、ファイブカードは存在しません。ジョーカーなどのワイルドカードを使用する特別ルールのポーカーでのみ成立する役であり、一般的な役一覧には含まれていません。

オンラインポーカーでは、役は自動で判別・表示されます。そのため、プレイヤー自身で手札を確認して判断する必要はありませんが、役の仕組みを理解しておかないと戦略を立てるのが難しくなります。

特に注意すべきポイントは以下の3点です。

【1: 役の仕組みを正しく理解する】

自動表示に頼りきると、自分の役を正確に把握できません。戦略を立てる上でも役の仕組みは理解しておきましょう。

【2: 相手の役を推測する】

ベットの仕方や場に出ているカードの流れから、相手の狙っている役を予測する力が求められます。

【3: オッズと確率を考慮する】

どの役がどれくらいの確率で出るのか、今の自分の手がどれくらいの勝率なのか意識すれば、より冷静な判断ができます。

テンポの速いオンラインポーカーでは役を瞬時に把握し、対応しなければいけません。そのためにも基本的な知識はしっかり身につけておきましょう。

まとめ

ポーカーを楽しむ上で、役の種類や強さを知ることはとても大切です。本記事では10種類の役を強さ順に整理し、それぞれの特徴や出現確率、勝敗の決まり方まで分かりやすく紹介しました。

役は一度覚えてしまえば、プレイ中の判断が早くなり駆け引きの面白さもより感じられるようになります。まずは気軽に遊雅堂のポーカーで実践経験を積みながら、少しずつ覚えていきましょう。

この記事を書いた人

Takuya Yoshida

Takuya Yoshida

国際法務の専門家。各国のギャンブル関連法規制やライセンスの信頼性を厳しくチェック。プレイヤーが安心して楽しめるよう、安全性とコンプライアンスの観点から全ての情報を監修する。